河原町のおじぞうさん
倉吉市河原町の鉢屋川沿いの道を歩いていると、
石でできた大きなお地蔵さんに出会いました。
石でつくられたお地蔵さんは、「河原町の下の地蔵さん」と、よばれています。
近くのクリーニング屋さんでお札を購入し、願い事を書くことができます。
お地蔵さんの由来についた新聞記事の切り抜きを読みながら、
いろいろと想像をめぐらしているようでした。
今回、長谷川富三郎さんの足跡をたどることを通じて、
倉吉を再構成することを試みています。
長谷川富三郎さんが取り組んでいた板画は、
板に墨をつけ、紙に転写することで絵が完成します。
板画が、木でできた板に彫刻刀で刻みつけられた信仰心だとすれば、
お地蔵さんは、意思を立体的に造形することで刻みつけられた信仰心なのかもしれません。
日々の生活で私が見過ごしているものに対し、
アーティストの二人は感受性豊かにアプローチしています。
明倫AIR2017の制作発表がいまから楽しみです。
記録係 里田
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