第5回いわくらラボ～倉吉の被災の歴史

平成29年11月26日（日）に、鳥取県倉吉市東岩倉町のいわくら大黒座にて、
第5回いわくらラボが開催されました。

話者は、前倉吉市博物館館長の眞田廣幸さん。

火災、水害など、過去に倉吉市の中心市街地が受けた災害について、
歴史資料をもとにお話をいただきました。

今回の滞在制作では、
倉吉であった水害をテーマにした作品があります。

アーティストの久保田沙耶さんが、
作品を制作するために気が付いた、
河原町の上の地蔵さんについて、
石の質感や、石と石との継ぎ目について質問。

眞田さんは、仏像にも詳しいのですが、
上の地蔵さんについてそこまで研究が及んでいなかったようで、
詳細な言及は避けていました。

トークを通じて、
作品の理解が、地域の理解が深まっていくのは
あたかもアーティストを媒介にして、
いつも生活している世界で、
まったく別のものが見えているかのようだと、
私は思いました。

今回の二人の滞在は、平成29年11月末まで。
滞在制作発表は平成29年11月27日までですので、
ぜひお出かけください。

記録係　里田