明倫AIR第2期に入りました

久保田です。

中間報告会も終わり、明倫AIR第2期、制作期に入りました。
第1期のリサーチ期間は「物と心の相関関係」を軸に、長谷川富三郎さんの痕跡を辿りながら民藝に学び、打吹山や長谷寺、小鴨川、田内城など、倉吉のいろんなところを歩きながら、伝説や土地の歴史を見聞きすることで、知識と感覚をフル回転して土地を身体にぎっちり詰め込んだ時間となりました。いま、お地蔵様の荒々しくもまろみのある石肌の超近視眼的テクスチャと、山全体の俯瞰したテクスチャの両方に感動できることを大変嬉しく思います。それも、お地蔵様が水害で流され、救い出されて祀られ続けている歴史や、1683年から約300年以上もの間、伐採から守られてきた打吹山の歴史のすべての履歴が時間と環境と物の肌理となって今の私たちの目に届いているのだと分かります。倉吉に滞在してから、暮らしと、作ること、物との向き合い方が少し変わってきたかもしれません。
第2期の制作に入る準備も徐々に整ってまいりました。第1期で体感した倉吉の光や空気と、いわくらラボや中村さんとの対話で積層された全てが、言葉も感覚もごちゃ混ぜになったスープのようなものとなって、自分の身体を通してイメージ化されていくのを今日コタツの中で少し体感しはじめたので記念にブログを書きました。濃密な第1期だったのだと今になって思います。後半もどうぞよろしくお願いいたします。
久保田
中村さんとブレインストーミング
物と心
長谷川富三郎作品が我が家にやってきた
朴の木を焦がしてみます。朴の木は板木として明倫小学校でも使われていたそうです。焼くと良い香り

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